ポーランド語の翻訳・通訳

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ミッション

ミッションとは

翻訳学・通訳学の前提として、世界各国語のメッセージは、相互の国語で訳せるということです。弊社の活動はそれを仮説として立証するほどではないと思いますが、日本語・ポーランド語に直訳できない語彙・文句があったとしても、実際のメッセージのすべては効果的に訳すことができるように協調します。 ある意味では最小限の前提となっておりますが、それは実現できると考えております。その実現によって実際の人間関係が影響されるので、それを弊社の翻訳・通訳活動のミッションとして定義することにいたしました。

日本人とポーランド

ポーランドは日本人にとって遠くてイメージがはっきりしない国と言われています。一方ポーランドでは、日本は魅力的で好意的に思われています。日本人の観光客は「シンドラーのリスト」でお馴染みのアウシュヴィッツという名前を知っている人は多いようですが、ポーランドにあることをご存知だという人は少ないようです。最近は「戦場のピアニスト」が大人気になり、その場面の第二次世界大戦のワルシャワのイメージは、日本人に知られるようになりました。しかし、そのイメージに基づいてポーランドの現実を解釈してみようと思っても、必ずしもポーランドの実際が分かるわけではありません。コペルニクス、ショパン、キューリ婦人、ワイダ、ポランスキ、ワレサ、ヨハネ・パオロ二世などの有名なポーランド人の名前を述べても、現代ポーランドそのものに日本人が馴染むようにならないことがあります。

日本人ビジネスマンの観点からは、ポーランドは労働力が安い西欧に一番近い国です(ところで、2004年5月1日にポーランドはEUに加盟しました)。殆どのポーランド人と言語コミュニケーションが難しいのは当然の事実なのです。ポーランド人が話し相手に冗談を言う習慣が日本人にとっては分かりにくいし、例えば、ポーランドの取引相手にこれから2週間後出荷予定されているパーツは何日何時ごろ日本に届くか問合せても「分からない」という答えは「知らない」というように聞こえることも多いでしょう。ポーランド人と違い、紹介されたことのない相手とのコミュニケーションは日本人にとって難しい経験となります。例えば、話し相手がなぜ渡したばかりの名詞の裏側に、ファックス番号を書いてしまうのか理解できません。

ステレオタイプを乗り越えて

以上のような問題をリストアップし、ポーランドにおける日本人についてのステレオタイプを加えてみると、日本人・ポーランド人の相互コミュニケーションが不可能に近い現象ではないか、という印象を受けることがあります。しかし、事実は異なります。日本人・ポーランド人の相互コミュニケーションは、具体的な結果をもたらします。それはいつも容易なことではありませんし、日本人・ポーランド人の総合会合は友好的に進まないことも多々あります。相手にとって疑問を抱きよそよそしい態度をとることも少なくありません。しかし、相互のステレオタイプを乗り越えて、相手の理解を得てその期待に応じて振舞うことにより、日本人・ポーランド人のビジネス関係が他環境の関係と変わらずに、うまく進んでいくことになるでしょう。幸いにも、このようなケースが増えてきているようです。弊社としてはそれを非常に嬉しく思い、我々のミッションの一番大切な指標としております。